Material

素材

はだしで歩いた時の足ざわり感、床暖房がなくても伝わるぬくもり感。窓辺でごろんと寝転びたくなるほどの滑らかなやわらかさ、最高の贅沢時間。

自然を感じるナチュラルな暮らしは、無垢材だからできること。

暮らせばすぐにわかる木の香りの心地よさ、森林浴のような暮らし。木の香りには血圧を下げる、脈拍が落ち着くなどの身体的・精神的ストレスを和らげる効果があるのです。

デザインだけではなく、ちゃんと住む人を守ってくれるのです。

無垢材はどうしても傷がつきやすかったり、色褪せたり、収縮したりとずっと新築時のままで維持することはできません。しかし、人が成長するように家も成長します。

子供が小さかった時についた傷、時の流れを感じさせてくれる褪せ。私はそのどれもが美しく哀愁の漂う経年美だと捉えています。

密度が高く、重く、硬いオーク材には高い耐久性があります。キズが付きにくいので、フローリング材として人気なのです。さらに、耐水性に優れているので、飲み物や水をこぼしてしまってもしみになりにくく、変質しにくいです。

ヒノキはその優れた耐久性から法隆寺の建材にも使用されています。ヒノキは伐採直後から強度が増していくという性質があります。伐採から約200年後にピークを迎え、そこからは徐々に強度が低下していきます。それでも、一般の住宅用建材としては十分すぎるほどの耐久性といえます。

アカシアは、昔は馬車を支える車輪や車軸に使われていたほど堅くて丈夫な木材です。現在は建築材、家具材、産業用資材などに使われています。曲げや衝撃に強い特徴もあります。

鉄やコンクリートに比べて圧倒的に熱伝導率が低く、外気温を伝えにくい断熱性を持っています。そのため夏は涼しく冬は暖かい室内環境を自然に整えてくれます。また、欅には湿気を吸収し放出する性質もあります。

杉は空気を含みやすく、その体積は全体の75％を占めます。そのため、他の木材と比べて調湿作用が強いのが特徴。湿気の多い時期は水分を取り込み、乾燥しやすい時期は水分を放出します。

メープル材は硬さがあるので、フローリングとして使用してもキズがつきにくく、よほど重いものを落とさなければへこみません。